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宇野昌磨の”表現力”がいかに凄いのかを数字で解説してみた。

      2015/06/26

久しぶりにフィギュア系の記事が書けます!やった!

今回当ブログで取り上げるのは、男子フィギュアの宇野昌磨選手(17)です。

 

2015.0210 宇野-compressor

 

初のシニアの国際大会、四大陸選手権を目前とする彼ですが、

テレビや雑誌で、彼は”表現力のある選手”として取り上げられていますよね。

 

実際に、今年度の全日本でのエキシビションをテレビで見たという方の多くが、

 

・指先が本当に綺麗! 

・とても優雅な着氷だ!

 

などという風に、賛美のツイートをしているのを見かけますので、

彼の視覚的な”表現力”は抜群であるということはもはや言うまでもないでしょう。

 

ただ、これは何も「見た目が凄い」とか、そういった範囲で収まるものではなく、

しっかりと、数字の方にも(得点)彼の”表現力”というものが、

いかに圧倒的なのかというが明らかに現れているんですね。

 

ということで、今回の記事は、

宇野昌磨 ”表現力”がいかに凄いかを数字で解説してみた。

 

について書いていますので、
興味を持たれた方は、是非続きを御覧ください。

※別に煩雑に数字を羅列していたりしませんので、肩の力を抜いてご覧頂ければと思います。

 

 

 

 

宇野昌磨 ”表現力”がいかに凄いかを数字で解説してみた。

 

 

■知っておくとより凄さがわかる、前提知識

 

まず、フィギュアスケートというスポーツにおいて、

”表現力”が最も反映される得点の項目とは何なのでしょうか?

 

様々な意見はあるかと思われますが、現在一般的に言われているのが、

演技構成点(PCS)と呼ばれる項目なんですね。

 

フィギュアスケーターの総合得点というのは、

 

(技術点)+(演技構成点)-(減点)

 

で算出されているのですが、↑の式の通り、加算項目は二つしかないので、

演技構成点というのは、大得点源の1つとして、とても重要な要素になっているんですね。

 

そしてさらに、この演技構成点は以下の5つの要素に、各10点満点で細分化されています。

 

1.SS:スケーティング技術
2.TR:要素の繋ぎ
3.PE:動作/身のこなし
4.CH:振り付け/構成
5.IN:曲の解釈

 

そして、現在のフィギュア界の得点の基準を示すと、だいたい、

 

・シニアの世界レベルの選手なら、平均8点以上(合計40点)

・ジュニアの世界レベルの選手なら、平均6点以上(合計30点)

 

というのが一つの基準になっているんです。

(現在、演技構成点を最も稼いでいる選手は羽生選手、そしてパトリック・チャン選手達で、平均して9点台を出すこともあります)

 

 

 

■数字で見る、宇野昌磨の表現力の”凄さ”

 

さて、もの凄く前置きが長くなりましたが、

ここから宇野選手に関係する話になってきます。

 

ほぼ同世代の選手の中で、今宇野選手のライバルと言われているのが、

 

・ボーヤン・ジン選手(中国)
・アレクサンダー・ペトロフ選手(ロシア)
・山本草太選手(日本)
・ネイサン・チェン(アメリカ)

 

の4人なのですが、今年度のISUジュニアグランプリ・ファイナルでのフリーの演技構成点を見てみると、

 

ボーヤン:平均6.02(本来ならば6.3くらいはいきますが・・)

ペトロフ:平均6.31(同大会銅メダル)

山本:平均6.65(同大会銀メダル)

※今季はネイサンはファイナルに出てないですね。

 

となっていおり、しっかりとジュニアの世界トップレベルの点を超えてきているのですが、

一方、宇野選手の演技構成点を見てみますと・・・、

 

宇野昌磨:平均7.31(同大会金メダル)

1人だけ7点台と、完全にずば抜けているという状況で、

ペトロフ選手と比べると、実に平均値でも1点も差があるんです。

 

 

「は?1点?たしかフィギュアの世界では1点ってそこまで重要じゃないんじゃ?」

 

 

という声が聞こえてきそうですが、これはあくまで平均値です。

ショートの場合は、この平均値×5が、

そしてフリーではこの平均値×10が演技構成点として加算されるので、

例えばフリーの場合でペトロフ選手と比較すると、実に10点もの差が開きます。

 

たしかに、演技構成点の総合で1点の差であれば大したことはないのですが、

10点ともなるとその穴を埋めるには、場合によっては何年もかかってしまうと言われていますので、

このため、僕は宇野選手の表現力が圧倒的だと思うんです!!

 

 

ところで、ちょっとだけ話が逸れるのですが、

先ほど名前を出した、山本草太選手(15)も注目すべき逸材です。

 

この大会では宇野選手に勝つことはできませんでしたが、

同大会ショートでは、歴代最高得点を叩き出しましたし、15歳でかなり高い演技構成点を獲得しています。

まだ3回転アクセルが不安定、かつ4回転が着氷しないので、まだシニアのトップ達とは戦えないですが、

彼の成長次第で、とんでも無い選手になるのではないかと思っていたりしますね。

 

 

・・・と、結局宇野選手と山本選手、どっちをメインにした記事なんだよ!と突っ込まれそうですが、

とにかく、宇野選手の”表現力”は、視覚的凄いと感じるだけでなく、

実際にその凄さは数字にもかなり現れているということを知って頂けたら幸いです。

 

【2015.02.14追記】

四大陸選手権、見ましたか?

彼、もっと、もっと凄いことになってますね。

SPの演技構成点なのですが、なんと平均7.84までレベルアップしてます・・・。

 

あんまり騒ぐとあれなので自重しますが、

とにかく彼は凄いの一言ですね。

 


 

今回の記事はこれで終わります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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 - ◯フィギュアスケート, 宇野昌磨

        
たつまに
男でフィギュアスケートにハマってしまった学生。羽生結弦選手は、人間としてもスポーツマンとしても、尊敬している人物です。。twitterもしていますので、フォローしていただけると嬉しいです↓↓

Comment

  1. kami-chan より:

    宇野昌磨選手を検索していましたら
    こちらのブログを見つけました。
    全日本選手権の宇野選手のショートプログラムの演技を初めて観たときに
    何て優雅な手のふり、姿勢の良さ、顔つき、流れるようなスケートティング、
    ベートーベンバイオリンソナタ第9番の音の捉え方、緩急のつけ方
    adagioで最初の入りかたは、スケート技術がなければ絶対にできないですよね。

    こちらの詳しい解説で視覚から感じるものと、スコアの点数が一致しました。
    このような高貴さを感じるスケーターは今までいなかったと思うぐらい衝撃を受けました。
    宇野選手の元もと持っている彼の魅力なんですね。
    有り難うございました。☆☆☆

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