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【海外の反応】「ミドリ・イトウ(伊藤みどりさん)を現在の基準で評価してみてください!!」

      2015/07/03

 

 

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日本のフィギュアスケート・レジェンドといえば、あの人が真っ先に思い浮かぶはず。

今回当ブログで取り上げるのは、地球上で初めてトリプルアクセルを成功させた女性、伊東みどりさんです。

(3-3のコンビネーションも、女性としては彼女が世界で初めて成功させています)

 

海外フォーラムにて彼女の過去の功績を再評価するという意味を込めて、

『Score This: Midori Ito’s Programs(ミドリ・イトウの演技を現在の基準で評価してみてください)』という

とても興味深いスレッドが立てられており、また多くの海外のスケートファンからコメントが寄せられていましたので、

今回は自分の意見も添えつつ、「海外の反応」としてスレッドの翻訳を紹介していこうと思います!

 

 

 

 

✔【海外の反応】「ミドリ・イトウ(伊藤みどりさん)を現在の基準で評価してみてください!!」

 

今回はあのみどりさんに関係するスレッドなので、今回はいつもより丁寧に翻訳することを心がけたつもりです笑

以下がスレッドの翻訳になります‥‥‥!

 

↓↓↓

 

※今回はこちらのスレッドに投稿されているコメントを「海外の反応」としています。

 

●Re-watched four Midori free skate programs from the past:

– 1988 Olympics
– 1989 Worlds
– 1990 Worlds
– 1992 Olympics

As an off-season activity, can someone score these four programs and report back? if this has been done already let me know.

訳:私は、ミドリの過去の4つのプログラムを再び見ました。

-1988年のカルガリー五輪
-1989年の世界選手権
-1990年の世界選手権
-1992年のアルベールビル五輪

オフシーズンの活動として、誰かこれらのプログラムを(今の基準で)評価することはできませんか?

もしできたら、私に知らせてくれたらと思います。

 

●Judging by memory alone, I think Midori’s 1988 Olympic SP and LP are a gold standard in current ladies’ skating. Movements set to the music, jawdropping jumps, good spins, fast feet, and (for me) incredible excitement/entertainment value!

訳:僕の記憶だけで判断すると、ミドリのカルガリー五輪でのSPとLPは、今の女子フィギュアスケート界の中でも金メダルのレベルに達していると思うよ。

音楽に合った動き、開いた口が塞がらなくなるような素晴らしいジャンプ、綺麗なスピン、素速いスケーティング。

そして信じられないくらいの芸術的な価値を、彼女は持っているんだ!

 


(freeskate from 1988 Olympics)

LSpB +1 1.2 + 0.5 1.7
3Lz +3 6.0+2.1 8.1
3F! +2 5.3+1.4 6.7
CCoSp2p1 +1 1.4+0.5 1.9
2A+1Lo+3S +2 8.0+1.4 9.4
ChSq +2 2.0+1.4 3.4
3Lo +2 5.6x+1.4 7.0
FCSpB +1 1.6+0.5 2.1
3T+3T +2 8.8x+1.4 10.2
StSqB +1 1.5+0.5 2.0
FSSp1*
2Lo +1 2.0x+0.3
3S< 0 3.3x 3.3
2A*
USp*

Total Element Score 55.8

SS 8.25 TR 8.75 PE 9.0 CH 8.0 IN 8.5

Program Components Score 68.0

 

(*はおそらく「無効」の意味。旧ルールと現行のルールはジャンプの重複回数の上限や、スピンの上限回数などが異なるため、当時の演技を無理やり現行のルールに当てはめると、このように採点されない要素が出てきます)

訳:

総合得点→123.8

技術点→55.8
演技構成点→68.0
演技構成点の内訳
(SS:8.25,TR:8.75,PE:9.0,CH:8.0,IN:8.5)

 

●She was the first to go for the full arsenal of triple jumps – at that time, her jump layout was as difficult as even the men. Certainly her deep edges and speed and certainly her transitions will put most of the current crop of skaters to shame.

訳:彼女は全ての3回転(トリプルアクセル含む)を初めて成功させた人物。当時、彼女のジャンプの構成は男子でも難しいものだったんだ。また、彼女のエッジの深さやスピード、そして繋ぎは現在の大部分のスケーター達をも圧倒するだろうね。

 

●Worth remembering that Ito did a 2Lo3Lo combo in the SP, so that is another skill she had. And the 3Lo was insanely good compared to other combos done by other skaters with 3Lo as second jump in a combo.

訳:イトウがSPでやってのけた2Lo-3Loは思い出すに値すると思うわ。彼女のセカンド3Loは、他のどのスケーター達がするセカンド3Loよりも素晴らしいと思う。

 


(1990 world’s LP)


3Lutz, +2.5 GOE = 7.75
3Axel, +3 GOE = 11.5
CCoSp2, +1.5 GOE = 3.75
3Flip, +2.5 GOE = 7.25
FCoSp1, 0 GOE = 2.0
ChSq, +.5 GOE = 2.5
(halfway bonus)
2S, +1 GOE = 1.93
LSp1, +1 GOE = 2.0
3Loop +2 GOE = 6.9
3Toe+3Toe, +2.5 GOE = 10.55
FSp1, +.5 GOE = 2.25
ChSq, +1.5 GOE = 3.5
2A, +1.5 GOE = 4.38

SS: 8.5 (solid all around)
TR: 8.25 (good amount of inbetweens)
P/E: 8.5 (a very assured performance but could project more)
CH: 8.25 (nice movement throughout, could be more than just nice; just a few little unsteady movements in there too)
IN: 7.75 (her jumps are so good for the big parts of the music but otherwise it’s a somewhat superficial interpretation)

Tech = 66.26
PCS = 66.0

TOTAL = 132.26

訳:(演技構成点のコメントの部分だけを訳しておきます!)

SS(8.5):全体的にキレが良かった。
TR(8.25):豊富な量の繋ぎだったと思う。
PE(8.5):とても堂々とした演技だったけど、もうちょっと練る余地があったと思う!
CH(8.25):演技通して素晴らしい動きを見せてくれたけど、さらに良くすることはできたはず。少しばかり不安定な動きが多いと思う。
IN(7.75):彼女のジャンプは音楽との調和を考慮しても素晴らしい。が、ちょっと表面的だから、もう少し深い表現がほしいですね。

 

 

 

 

いやぁ、やっぱりみどりさんは本当に偉大な方ですね・・・!

ここまで多くの海外のスケートファン達が、日本人の、しかも80年~90年台に活躍した選手に関して

ここまで熱心に議論されているということを目にすると、改めてみどりさんが残した功績というものの偉大さを思い知らされます・・・。

 

彼女が登場するまでの女子フィギュアスケート界というのは、男子に比べて「芸術性」に重点が置かれていました。

芸術性が「尊重」されることは全く悪いことではありませんが、しかし当時のように芸術性に「偏重」してしまうと、

そのスケーターの顔や体型という先天的な部分によって露骨に点数が大きく左右されるようになってしまったり、

新しいジャンプを開拓していこうとするような選手が絶滅危惧種になってしまい、選手の多様性が失われてしいたんですね。

 

しかし、そんな状況下で突如として現れたみどりさんは、まさに「鮮烈」の連続でした。

彼女は破竹の勢いで3回転-3回転のコンビネーションや、トリプルアクセルなどを成功させ、

それまで技術的な面で必ずしも進化が活発的でなかった女子フィギュアスケート界をたった1人で動かしてしまったんですね。

身体的に、最上級には美しいとはいえない東洋の女性選手が、スタンディングオベーションを受けるようになるなんて、

きっとその当時の誰もが予期していなかったことだろうと思います。そう、彼女はパラダイム・シフトを起こしたのです・・・!

 

ito

 

例え大きなリスクを負うことになるとしても、新しい時代を切り開くために努力しようとするという、彼女の文化的遺伝子は

現代のフィギュアスケート界の更なる発展にも大きく寄与するものだと思いますので、

是非ともこの遺伝子がこれからも絶えることなく、フィギュアスケート界が活発に進化していってほしいですね‥‥‥‥!( ー`дー´)

 


 

 

 - ◯フィギュアスケート, ◯海外の反応, 伊藤みどり

        
たつまに
男でフィギュアスケートにハマってしまった学生。羽生結弦選手は、人間としてもスポーツマンとしても、尊敬している人物です。。twitterもしていますので、フォローしていただけると嬉しいです↓↓

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