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【海外の反応】もし浅田選手が完璧な演技を決めたら・・・・? 【やはり『蝶々夫人』、『素敵なあなた』はモンスタープログラム】

      2016/01/17

 

mao

 

トリプルアクセルにフリップ-ループのコンビネーション、そしてルッツの回復・・・・・。

 

もし、浅田真央選手が文字通り「完璧な」演技を披露することができたとすれば一体どうなるのか、ということは誰もが一度は想像した経験のあることなのではないでしょうか。

 

今回ご紹介する海外フォーラムのスレッドのタイトルは「A perfect Mao Asada:完璧な浅田真央とは?」です。非常に興味深く、ロマンのあるコメントが多く投稿されていますので、興味を持たれた方は是非続きを御覧ください。

 

 

✔海外の反応

 

※今回はこちらに投稿されているコメントを「海外の反応」としています。

 

Has anyone done an analysis on what theoretically a perfect Mao freeskate (Madama Butterfly and current jump layout) is worth with no edge deductions, no underrotations, +2-3 GOEs, and 9+ PCS scores? Interested in knowing this

どなたか、完璧なマオのフリーの演技(現在の構成での『蝶々夫人』。一切のエッジエラーや回転不足無しで、全ての要素がGOE+2~+3かつ演技構成点は9.00平均以上)でどのくらいの点数が出るのかを分析したことがある方おられます?

これ、気になってるんですよね。

 

 

With +2 GOE on everything at all 9.00 component scores, it’s 156.90.

全部の要素がGOE+2の評価で、演技構成点が全部9.00点だったら、156.90点になるよ。

 

 

Care to share the calculations ?

その計算過程を共有していただけませんか?

 

 

th_mao fs max

th_mao fs max 2

技術点:85.00
演技構成点:72.00
合計得点:157.00(現世界記録は、キム・ヨナ選手の150.06点)

 

 

I added a more conservative scenario for comparison, where she gets 0 GOE for all jumping passes:

th_mao fs max variety

比較のために、より控えめな場合(全てのジャンプがGOE+0 かつ その他はGOE+2 かつ 演技構成点は9.00平均)も加えておいたよ。

技術点:74.6
演技構成点:72.0
合計:146.6(歴代4位に相当)

 

 

Max, would you mind telling us what the max score for her short is?

ねえマックス、できたらSPのも教えてくれない?

 

 

th_mao sp newlayout max variety

(全ての要素がGOE+2 かつ 演技構成点9.00平均の場合)

技術点:48.00
演技構成点:36.00
合計:84.00

(全てのジャンプがGOE+0 かつ 他の要素はGOE+2 かつ 演技構成点9.00点平均の場合)

技術点:43.20
演技構成点:36.00
合計:79.20

 

 

There’s also news that she may be changing her layout to something like this:

th_mao sp oldlayout max variety

因みに、構成を変えた時の場合(3F-3Lo→3F-2Lo、3Lz→3Lo)はこんな感じ

 

(全ての要素がGOE+2 かつ 演技構成点9.00平均の場合)

技術点:44.11
演技構成点:36.00
合計:80.11

(全てのジャンプがGOE+0 かつ 他の要素はGOE+2 かつ 演技構成点9.00点平均の場合)

技術点:39.31
演技構成点:36.00
合計:75.31

 

 

If she did either of these scenarios and layouts, she should win comfortably. The magnitude of these potential scores shows that she should be winning easily (even with her typical under-rotations) but she’s losing a LOT of points this season mainly due to consistency.

いずれの場合にせよ、マオは気持よく勝つことができるだろうね。

これらの巨大な潜在的なスコアが、彼女は容易に優勝することができるということを示しているよ(いつものアンダーローテーションがあったとしても)。

でも、今季の彼女は安定性の問題で多くの得点を失っているんだよなぁ。

 

 

Mao’s top priority right now is hitting a stable triple-axel, triple flip-triple loop and triple lutz in a performance. To state the obvious, this is very difficult. No other lady has ever managed to do that golden trio together in a performance, like ever, so it’s no wonder she’s struggling a bit.

マオの3つの優先課題は、安定して3A、3F-3Lo、3Lzを降りることだけど、はっきり言うとこれは凄く難しいことだよ。

このゴールデントリオ(3A、3F-3Lo、3Lz)を一つのプログラムで降り切った女子なんて未だにいないわけだから、彼女が苦労しているのも何ら不思議なことではないよ。

 

 

She’s now had her triple-lutz ratified twice this season, and her triple-axel has better success rate (about 50%) and better GOEs than ever. So I would say that even though she’s not doing swimmingly, she’s making good head way.

Once she can go over that gigantic hurdle, she’ll probably work on polishing the other aspects of her performance to perfection.

彼女はいまや、2度もエッジエラーの無い3Lzを降りており(GPFFSと全日本FSですね)、そして3Aは約50%という高い成功率と、今までよりも良いGOEの評価を得ている。

だから、今彼女はトントン拍子で上手くいっているわけではないけど、快調に進んでいると言いたいね。

そして、一度その巨大なハードルを超えてしまえば、彼女は「完璧」を目指して、演技の他の面を磨くことに取り組むんだろうな。

 

 

■管理人の感想です。

 

昨季のSP『ノクターン』で、得点の最大値は一体どのくらいになるのだろうかと計算をしてみて驚愕したのを覚えていますが、今季の『素敵なあなた』と『蝶々夫人』は・・・・・なんというか・・・・・

 

完全にモンスター

って感じですよね。パッと構成を見ただけでも女子のレベルを超えていますが、こういった様々な計算結果を見ますと、さらにその驚きの度合いが増します。

 

例えば、全ての要素がGOE+2というのはちょっと現実離れしている気がしますので、あまり参考にはならない(如何に難しい構成を組んでいるのかという点では大変参考になります)と思うのですが、一方でジャンプの要素が全部GOE+0というのは、クリーンな演技ができた時に全然あり得るといいますか、むしろ謙虚過ぎるくらいです。

 

しかし、それでもSP『素敵なあなた』なら79点、FS『蝶々夫人』なら146点も付くわけですから、ちょっと常識外れといいますか、「眠る龍」この表現が適したプログラムなんじゃないかと思いますね。男子で言うところの、ボーヤンのそれに匹敵するでしょう。

 

 

さて、ここで少し話が変わるようですが、今一つのプログラムに3A、3F、3Lzを組み込んだプログラムに挑戦している女性選手は、本当に少数派です。これはフリップやルッツでのエッジチェックの厳格化の余波であると言われており、大部分の選手が自分の得意なジャンプの質を向上させる形で得点を獲得する戦略を立てているというのが現状です。

 

(例えば、今話題のメドヴェデワ選手はルッツが苦手で、フリーとショート合わせて一本しか跳んでなかったりします。彼女はその分をタノや繋ぎでカバーしているわけです。)

 

この現状は仕方がないことだと思いますし、彼女達が立てている戦略は最善の策であるということは間違いありませんが、しかし、もし全員が全員そうなってしまえば、いつか工夫にも限界が必ず来ますので、そうなればフィギュアスケートというスポーツの進化が止まってしまうんじゃないかと思うんですよね。

 

そういう意味では、3Aなどの難しいジャンプに挑戦する今回の浅田選手や、トゥクタミシェワ選手、そしてカナダのシャルトラン選手は本当に貴重な存在であり、僕は彼女達がフィギュアスケートの未来だと思っています。

 

その中でも浅田選手の選んだ道は、特に険しい茨の道です。しかし、それがある程度の質で完成されれば、女子のフィギュアスケート界も新たなレベルへと進化していくことも間違いありません。

僕はフィギュアスケートという競技自体が大好きですので、そんな浅田選手を応援しない理由は無いのです。今季に限らず、最後まで応援していくつもりですので、これからも浅田選手に関する記事はその都度更新していこうと思います。

 

浅田選手の次戦は四大陸選手権です。全日本からは結構時間が空きますので、是非ともその期間でリフレッシュして、素晴らしい演技が披露できるように祈るばかりです!

 

 - ◯フィギュアスケート, ◯海外の反応, 浅田真央

たつまに
男でフィギュアスケートにハマってしまった学生。羽生結弦選手は、人間としてもスポーツマンとしても、尊敬している人物です。。twitterもしていますので、フォローしていただけると嬉しいです↓↓

Comment

  1. より:

    Happy New Year!
    試合ある毎に、こちらのサイトを拝見しフィギュアスケート鑑賞眼を学ばせていただいています。
    米国(西海岸)在住ですので、ライスト情報も大変ありがたく、感謝しています。
    フィギュアスケートというのは不思議なもので、プロフェッショナルよりもアスリートの方が遥かに心を揺さぶる演技をしますね。それはやはり、高度な技術を競い合うスポーツである所以でしょう。
    浅田選手が目指す「完璧なプロコトル」本当に素晴らしいです。世界選手権に向けて「自分に勝つ」ことを課題にすると仰られていましたが、この勝負に勝てば「世界新記録」が望めます。記憶ばかりでなく記録の上でも、彼女は歴史に名を遺すべくスケーターだと思います。大舞台において、彼女が心から満足できる演技が出来ますように。

  2. オスカル より:

    ハジメマシテ この記事は、オスカルのハートを揺さぶり 何度となく読みたい❣️と。多くの真央ちゃんファンのブログを読みましたが ココに落ち着かせてもらってます。論点、視点、唸るような深イイ内容と 海外の反応が ほっこりするのと、管理人さまの感想が 楽しみです。あまたのブログを渡り歩き ココに辿りついたのは、ラッキーでした。真央ちゃんファンです。これからも楽しく読ませて頂きますね〜

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