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【超重要】ISU総会にて遂にジャッジの匿名制の廃止が決定される。

      2016/06/12

 

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現在、過去記事でも紹介させて頂きましたISU総会が開催されており、数日前より様々な議題について審議が為されているのですが、実は本日、その中でも特に重大な案件の議決があったということでとても話題になっています。

その「重大な案件」とは、長らく論争の続いていた「ジャッジの匿名制」の廃止についてです。この記事ではこの件に関する様々な情報をまとめていきますので、興味を持たれた方は是非とも続きを御覧ください。

✔【超重要】ISU総会にて遂にジャッジの匿名制の廃止が決定される。

 

導入(知らない方のために)

ご存知の方はご存知の通り、これまでフィギュアスケートにおいては「ジャッジの匿名制」というルールが規定されていました。これはその名の通り、ある選手の演技に対するジャッジの評価を匿名化するというものです。

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上の画像はGPF2016の男子フリーにおいてジャッジを担当した方のリストになります。このように、ISUの主催する大会では毎回「どのジャッジが参加しているか」ということは公開するのですが、各選手の演技の評価を記したプロトコルにおいては、どのジャッジがどういった評価を下したのかということを特定することができないようになっているんですね。

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上の画像は同大会の羽生選手のPCSの再展覧になりますが、画像の通り、各ジャッジの再展覧にはそれが誰の評価であるのかを特定するための情報が一切ありません。ISUの主催する大会では「ランダムオーダー制」というものが採用されており、各選手毎に、ジャッジの再展覧の順番がランダムに変更されていますので、どのジャッジがその評価をしたのかということを把握するのは不可能になっているというわけです。(因みに、全日本選手権や全米選手権などの国内スケート連盟では、採点欄と採点者が紐付けられていたりします)

このルールを巡っては各所で論争が巻き起こっており、毎年のようにISU総会の議題として取り上げられていたテーマだったのですが、この度大きな動きがあったというのが今回の内容です。

 

ジャッジの匿名制が廃止に

前書きが非常に長くなりましたが、本日のISU総会における票決会議にてこの「ジャッジの匿名制」は廃止されることが決定しました。以下はISU公式のtwitterアカウントのつぶやきになります↓↓

訳:フィギュアスケートにおけるジャッジの匿名制は、廃止されるということで議決されました。

 

また、以下はこれらのニュースをいち早く拡散してくれた方々のつぶやきです↓↓

Johnny Weir:ISUからの素敵なニュース・・・・・。ジャッジの匿名制は廃止されるよ!ジャッジ達はこれから、自分の付けた採点に責任を持つことになる。

Jeroen A.prins(ISUレフェリー):衝撃的なニュースです。ジャッジの匿名制は削除されました!!

 

というわけで、長らく論争の火種となっていたジャッジの匿名制は、本日のISU総会の議決を以って廃止されることが決定されたということになりますが、しかしながら現時点では多分に不確定要素を含んでいるということも事実です。

・どのシーズンからこの改定が適応されるのか
・どのような形で採点者とその採点がひも付けられるのか

これらのような重要な情報は未だ公開されていませんので、僕は引き続き情報収集を続けていきたいと思います。何らかの詳細情報が掴め次第、記事に情報を追加していったり、新しい記事を投稿したりするつもりですので、もうしばらくお待ちください・・・!

追記:提案団体はノルウェイとアメリカのスケ連

過去記事で紹介させていただきました、今回のISU総会の議題を1つずつ確認していたのですが、どうやらジャッジの匿名制の廃止の案(あるいは、廃止を目的とした案)を提出したのはノルウェイとアメリカのスケ連であったようです。ここに両組織の提案文を書き残して置きます。

 

■247.ノルウェイ

提案文:

以下のようにルールを変更する

(Rule 353, paragraph 4. c)それぞれのジャッジが採点した各エレメントの基礎点、GOE、PCSが示された紙面は発行される。ISU Championships、冬季五輪、シニアのグランプリシリーズおよびファイナルにおいては、いかなる特定のジャッジの名前への参照を排除し、各ジャッジの採点はランダムに表示されることとする。また、全てのフィギュアスケートの大会、championships、イベント、冬季五輪において、ジャッジの名前と各々の採点は公開される。

理由:

ジャッジの透明性は、ジャッジ達の責任性を強める。これはメディアやスポンサー、そして一般の方々を良い方向に魅了するだろう。

フィギュアスケートというスポーツに対する一般の理解や、ジャッジのシステムへの信頼を改善するためには、大きな透明性を必要とする。現時点では、大会中などに、それぞれのジャッジの意見を適切に読み取りたいとする最もな興味を持った一般の人々やスケーター、コーチ、これらのいずれも各ジャッジの採点した得点を確認する手段は無い。

メディアがそれぞれのジャッジの付けた採点にアクセスできない場合、ジャッジやフィギュアスケートの公平性関わる不必要な陰謀論が増加してしまうかもしれない。

■248.アメリカ合衆国

提案文:

以下のような委員会を組織する。

(Rule 353, paragraph 4. c)それぞれのジャッジが採点した各エレメントの基礎点、GOE、PCSが示された紙面は発行される。ISU Championships、冬季五輪、シニアのグランプリシリーズおよびファイナルにおいては、いかなる特定のジャッジの名前への参照を排除し、各ジャッジの採点はランダムに表示されることとする。2016年のISU総会後3ヶ月以内に、2018年の総会におけるジャッジの採点の表示に関する潜在的なルール変更を評価するために、ISU評議会は同組織、技術委員会、メンバーのそれぞれの代表を集めたグループを組織することとする。

理由:

より透明性を強くし、ジャッジシステムの理解を得るため。

***

というような感じで、ノルウェイは直接的に匿名制の廃止を訴え、アメリカは同ルール是非を問うための組織作り(おそらく、2018年での廃止を目指している)を提案しています。

一応廃止は決定したということですので、新シーズンから適応されるのか、あるいはアメリカ式で2018年から適応されるのかということが重要な問題になってきますが、個人的には2018に廃止になるが一番現実的だろうと思っていたりします。(適応は2016-2017シーズンからになりそうです。)

 

 

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たつまに
男でフィギュアスケートにハマってしまった学生。羽生結弦選手は、人間としてもスポーツマンとしても、尊敬している人物です。。twitterもしていますので、フォローしていただけると嬉しいです↓↓

Comment

  1. 福井智賀子 より:

    ブログに初めてコメントいたします。
    フィギュアスケートの奥深い情報が発信されていますね。今回の匿名性の削除はとても意義深いものと感じます。ジョニーウェアーさんも朗報と言ってるみたいなので、良かったと思います。
    私はフィギュアスケートと羽生結弦さんが大好きです。
    これからもお邪魔させて下さい。

  2. サイコロ より:

    始めましてサイコロと申します。
    匿名性廃止は、フィギュアスケートファンとして、念願の出来事です。
    是非、私のブログで紹介させて頂きます。

    http://blog.goo.ne.jp/admin/

    事後になるかと思いますが、よろしくお願い致します。

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