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【海外記事】『ブライアン・オーサーと共に精神を研ぎ澄ます』

   

 

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クリケットクラブの強さの秘訣とは一体何なのか? 世界中のスケーター、およびコーチ陣達が求めるその答えのヒントが、今回ご紹介させていただく海外記事『IN THE ZONE WITH BRIAN ORSER:ブライアン・オーサーと共に精神を研ぎ澄ます』に掲載されています。

今回はこの記事の和訳をしていますので、興味を持たれた方は是非とも続きを御覧ください。

✔【海外記事】『ブライアン・オーサーと共に精神を研ぎ澄ます』

 

※元記事のURLはこちらです。

今回ご紹介させていただく記事では、ブライアン・オーサーコーチが、現役時代に得た経験をいかにして生徒たちのコンディショニングに応用させているのかについてが書かれています↓↓

 

1.成功を視覚化させる

 

競技アスリートが体調管理をする上で、最も重要な要素の一つは良質な睡眠である。オーサー曰く、現役時代の初期の頃は、大会前夜はいつもストレスに悩まされ、寝苦しかったという。

「私はしばしば睡眠の問題を抱えていました。ベッドで横になるとジャンプのイメージトレーニングを始めるのですが、それが上手くいかないのです。そうなりますと、寝るわけにはいかず、正しく成功するようにそれを続けていました」と彼は回顧する。

「ですから、私は大会の会場に到着する前からストレスに悩まされ、疲弊していました。また、時折これがパフォーマンスに悪影響を与えることもありました」

 

1986年、当時の彼のコーチであるDoug Leighは、カナダのスポーツ心理学者であり、疲労回復の専門家であるPeter Jensenに協力を仰いだ。「当時、スポーツ心理学者の協力を得ることは前例の無いことでした。Peterは催眠、イメージング、瞑想の専門家だったのです」とオーサーは説明した。

「特に寝る前にPeterがイメージトレーニングの方法を教えてくれたのですが、彼の方法によって、私はリラックスしながら大会で素晴らしいジャンプが成功するイメージを作ることができるようになりました。そして何よりも、全てのストレスから開放され、快眠できるようになりました」

 

それからというもの、オーサーは全ての生徒に対して、イメージトレーニングと疲労回復の概念を持つように求め、以前にPeterから学んだ技術について教えたという。

その後は、偶然にも有名な催眠術師であるAsad Mecciと連絡を取るようになり、彼らは協力して2013年にパフォーマンスのピーキングのためのアプリを開発した。世界中の700人以上のスケーターがこのアプリをトレーニングツールとして使用している。

 

2.入念な準備

 

クリケットクラブで練習するスケーターの一人ひとりに、適切な計画が設定されている。これには事前のシーズンの計画、練習メニューの設定、そしてシーズンの経過に伴うクリーンな演技の目標設定などが含まれている。

「私は大会に向けて練習を積んでいる全てのスケーターに対して、いつでも大会に出場してもいいようにしていることと、通し練習をする準備をしていることを期待しています。また、この通し練習はクリーンであってほしいです」とオーサーは語った。

彼の生徒は大会本番前に、カナダの様々な場所で開催される模擬大会に出場することが求められている。「大会が近くなれば、私達は大会のシミュレーションをします。(滑走順を決めるための)くじ引きをしますし、ジャッジやテクニカルスペシャリストがいます。また、6分間練習もします。大会の後には、選手たちのプログラムに対してアドバイスをし、どうなればより良い演技を披露できるのかについて話し合います」とオーサーは説明する。

 

オーサー曰く、彼はその他のコーチ達と共に、指導するスケーター達の中にある「チームの環境作りの精神」を育んできたという。「小さな子ども達には、エリートのスケーター達を尊重し、大きな大会の前には緊張した空気を察することができるように教育しています。また同時に、それらの小さな子ども達が大会の準備として通し練習をする時には、同様にコーチ陣やエリートのスケーター達から尊重されるようにしています。”一人ひとりが尊厳と親切心をもって対応する”―これが素晴らしいチーム作りの精神を創りあげるのです」

 

3.生徒のことをよく知ること

 

試合の時には、全ての物事を出来る限り普段通りに維持することが大切だとオーサーは語る。彼は大会の時は常に「通常の大会のコーチ」であるようにしていると説明した。

「私を含め、コーチ達は”準備はできているか?”とか”調子はどうだ?”などと尋ねて、選手達を邪魔するような事は決してしてはいけません。このような質問のせいで、選手たちは”果たして自分は準備万端なのだろうか?”とか”もしかしたら、自分は緊張しているのかもしれない”と自問自答してしまうことになります」

また、オーサーが言うに、もっと大切なことは、比較的多くの経験を積んでいる選手達に関しては、大会当日の練習を個人に任せることであるという。「いつロッカーを出るか、いつリンクに出入りするのかは私の生徒達が決めています。”さぁ、時間だぞ”、”準備をしなさい”などとは決して言いません。私は生徒達についていき、彼らの動きを注意深く観察し続けます」

「また、6分間練習の後は滑走順に従って時間の管理をします。例えば、その生徒がグループの最終滑走者であった場合、演技を始めるまでには30分の時間がありますので、私は、生徒がすぐに靴を脱げるようにスケートシューズを持って行きます。しかし、何か話しをしなければと焦ることはしません。ただ生徒達を安定させるようにし、彼らに付きそっています」

 

「私が現役選手だったころ、時折ロッカールームの中に隠れ、回りの雑音を消すためにシャワーを浴びたりしていましたが、これは恐ろしいものでした。この孤独が、リンクに戻った時に現れるネガティブなエネルギーを引き起こしていたのです。このことから、私はとにかく精神を研ぎ澄まし、警戒を怠らないようにすべきだということを学びました。ただただ計画通りに時を過し、(孤独を避けるために)コーチ達とのコンタクトをとりつづけるのです」

また、オーサーは、大会では生徒達の癖を知ることが重要であると語った。「生徒達の大会のでの癖や特徴を書き留めておくことは、いつも興味深いと感じます。例えば、ハビエルはリンクへ行く前にレモンのスライスをしゃぶることを好んでいます。私達は時折”誰かとびきり美味しいレモンのスライスを持っていないか?”というメッセージのやりとりをしたりしていますが、あらゆる方法で生徒達のために動けるように努めています」

大会に向けて練習をしているスケーター達への最も大切なアドバイスは、これまでの練習を信じることだという。「大会の時には、スケーター達は上手く行った通し練習の平均を数えるようにし、上手くいかなった通し練習が今練習していることに対して悪影響を及ぼさないようにすべきです」

(終わり)

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クリケットクラブの最も大きな特徴は、徹底した「心地よい環境作り」にあると思います。「設備」の面では資金の力で簡単に解決することができますが、一方で「人間関係」の面では資金がいくら投じられようと劇的に改善されることはありません。そういう意味で、後者は組織運営の上で難しい問題になるわけですが、クリケットクラブでは練習する全ての生徒がその他の選手達を思いやり、時には王者クラスのスケーターでさえも子供達の練習を尊重する文化ができているようですので、これは大きな強みと言えるでしょう。

改めて、羽生選手は最高のクラブを探し当てたんだなぁと思います。この素晴らしい人々に囲まれたチームで、どんどんと前に突き進んでほしいですね^^

 - ◯フィギュアスケート

たつまに
男でフィギュアスケートにハマってしまった学生。羽生結弦選手は、人間としてもスポーツマンとしても、尊敬している人物です。。twitterもしていますので、フォローしていただけると嬉しいです↓↓

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