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宮原知子選手のステップがノーバリューと評価された理由について。 【スケートカナダ2016女子FS】

      2016/12/10

 

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GPスケートカナダ2016に出場した宮原選手。フリーでは安定した演技を披露し、見事銅メダルを獲得されたのですが、なんとステップシークエンスがノーバリュー(0点)と評価されてしまったということで少し話題になっています。

今回の記事ではその理由についての考察を書いていますので、興味を持たれた方は是非続きを御覧ください。

 

 

1.宮原選手のステップがノーバリューに!?

 

スケートカナダ女子FSの全選手の演技が終わり、宮原選手が銅メダルを獲得して一安心していたところ、衝撃的なプロトコルの内容に仰天してしまいました。なんと、宮原選手のステップシークエンスがノーバリューに、つまり、「0点」と評価されていたんです

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当初は大変狼狽えてしまいましたが、冷静にテクニカルハンドブックと照らし合わせてみますと、その理由が明確に浮かび上がってきます。

 

1.1 ステップがノーバリューになる場合について

 

ステップがノーバリューになってしまったわけですから、ステップがノーバリューになる場合さえ把握できていれば、理由を特定することができます。

毎年ISUより発行されるテクニカル・ハンドブックには、スピンやステップがノーバリューと評価される場合が網羅されているのですが、2016-2017シーズン用の和訳文を見ますと、ステップについては以下のように記載されています。

 

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無価値」と評価される場合は一つしかありません。一番上の「氷面を十分に活用していない」、これが宮原選手のステップが0点になってしまった理由です。

 

 

1.2 ”十分に”ってどのくらいなのさ?

 

「氷面を十分に活用する」、これについては先程のテクニカルハンドブックの2ページ目に以下のように明確化されています。

ステップ・シークェンスにはもはや要求されるパターンはないが、氷面を十分に活用していな ければならない。ステップ・シークェンスは、はっきりと認識できるものであり氷面のほぼ全体 を活用して行われなければならず、短辺フェンスから短辺フェンスへの長さを 1 回(例えば、 ストレート・ライン、サーペンタインまたは類似の形状)または長辺フェンスから長辺フェンスへ の幅を 2 回(例えば、サーキュラー(円、楕円)または類似の形状)活用しなければならない。 上記が達成されない場合は無価値となる。

 

これを踏まえた上で宮原選手のステップを再び見てみましょう。

宮原選手のステップは、明らかに「長辺フェンスから長辺フェンスの幅を2回」を狙った軌道を描いています。

つまり、長辺フェンスから長辺フェンスの幅を2回活用していないと判断されたのだと思いますが・・・・・・これは・・・・・

 

 

2. ウルトラ厳しい

 

僕は基本的にはジャッジの評価にケチをつけたりしたくはないのですが、今回は本当に厳しいと思います。 宮原選手、落ち込み過ぎてないといいなぁ・・・・。

 


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たつまに
男でフィギュアスケートにハマってしまった学生。羽生結弦選手は、人間としてもスポーツマンとしても、尊敬している人物です。。twitterもしていますので、フォローしていただけると嬉しいです↓↓

Comment

  1. しべりあ より:

    いつも的確かつ公平な記事、楽しく読ませていただいています。
    今回のスケカナ、本当にウルトラ厳しかったですよね…。
    どの選手も回転不足を一切の甘さなくジャッジされていましたから、昨年の採点基準を軸に戦っていては、生き残っていけないかもしれません。
    こうなると、五輪の枠取りや国内選考も、どうなるかわからなくなってきますね…。
    宮原選手は着実に課題を克服していける冷静さとガッツのある選手なので、次のNHK杯までには修正してくると思われますが、前二試合のジャッジが特に問題なかっただけに、本人もショックを受けているのでは、と心配してしまいます。

  2. pro10 より:

    いつも拝見させて頂いております!伊藤みどりさんの頃からのフィギュアスケートファンです。

    今回のステップ判定は解らなかったですね~苦笑。いきなり上げといて本番下げられる的な。宮原選手にとっては残酷な今回の大会でしたね…でもそれだけ宮原選手は驚異なのかもって思ってます。目立ったミスしない根性はさすがですね、真央様も脚を大事に挑んで欲しいです!
    真央様ファンより。いつも判定が疑問な時は貴方様のブログでお勉強させて頂いております( ̄▽ ̄;)

  3. まる より:

    思いのほかエキシビションも元気なかったし
    でも彼女はいつまでもクヨクヨし続けないよね、
    信じてるよーとしか言えません

    宮原選手の厳しいジャッジはいつものスケカナの採点と言えばそうかもしれないのでそこまで神経質にならなくてもいいかもですが、まあ彼女のいつもの対応からすると誰の目から見ても文句言われないくらいに調整するでしょうね

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