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【海外記事】『羽生やチェンらが4回転アクセル、5回転の可能性をもたらす』 

   

 

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昨シーズンに再び幕を空けた4回転時代。トウループ、サルコウだけでなく、その他の種類の4回転に挑む選手が続々と現れるようになり、遂にはアクセル以外の4回転は全て補完されました。

次の一手として考えられるのは、残りの4回転ジャンプである4回転アクセル、あるいは何らかの5回転ジャンプですが果たしてこれらは実現可能なものなのでしょうか?

今回の海外記事『男子スケート界の4回転の狂気に終わりは見えず:羽生やチェンらが4回転アクセル、5回転の可能性をもたらす』では、そんな未踏のジャンプの実現可能性や、それに挑戦しようとする選手達の動向、そして、高難度ジャンプ戦争の持続性について紹介されています。

 

■『羽生やチェンらが4回転アクセル、5回転の可能性をもたらす』

 

※元記事全文はこちらから

 

羽生選手の4S-1Lo-4S

 

グランプリ・ファイナルで4連覇を果たした日本のユヅル・ハニュウは、大会のエキシビションに向けた練習で、ある”遊び”をしていた。

そのある”遊び”とは:彼は4回転サルコウを跳んだあとにハーフループをはさみ、それに続いてもう一本の4回転サルコウを跳んだのである。

確かに彼は2本目の4回転サルコウで転倒した。が、しかし、4回転-4回転のコンビネーションとは一体??

 

「彼はそういったイベントでの練習中、物凄く興奮したり、競争心が芽生えたりするんです」

ハニュウのコーチ、ブライアン・オーサーはテキストメッセージでそのように語ってくれた。

「一度、4回転アクセルを跳んでいるところも見たことがありますよ!」

急激に4回転ジャンプが進化した時代に、もしかしたら「!」すら付ける必要も無いのかもしれない。

 

次なるジャンプは果たして

 

次には何が来るのだろうか?

 

「何でも起こり得る可能性があると思います」――これは(ティモシー・)ゲーブルが2000年に、つまり彼が史上初めて4回転サルコウを降りてから2年経った時に私に伝えてくれた言葉である。

「僕の現役時代、あるいは次の世代の選手でさえも、5回転を跳ぶ選手が現れるかどうかはわかりません。しかし、いつかは誰かがやると思っています」

「15年前、誰一人として4回転ジャンプが可能だと考えていませんでした。このスポーツは実に早いスピードで変化しています。僕が思うに、これがどこまで続くかは誰にもわからないことでしょう」

 

まだ5回転を跳んだ選手はいない。しかし、今や男子スケート界の上位選手にとっては4回転ジャンプは日常的になり、選手たちは新しい4回転を跳ぶ方法を模索している。

今年の10月、オータム・クラシック・インターナショナルにて、ハニュウは史上初めて4回転ループを競技会で降りた。今年の4月にも、チーム・チャレンジ・カップでショウマ・ウノが競技会で初めて4回転フリップを降りた選手となった。

この二人は週末に全日本選手権で演技をすることになっていたが、木曜日にハニュウはインフルエンザのため棄権することが発表された。彼だけでなく、他の2人の4回転のスター達、ダイスケ・ムラカミとソウタ・ヤマモトもまた、大会を欠席している。

しかし、それでも尚、フリースケートで最低1本の4回転を予定している選手が6人程度は存在する。

 

 未踏の4回転

 

未踏の4回転、それは4回転アクセルである。このジャンプを巡っては、GPFフリーの後の記者会見で質疑応答の話題となった。

 

「いつになるかはわかりませんが、面白いことになるでしょう」(ネイサン・)チェンはそう答えた。

誰が最初にこのジャンプを跳ぶと思うか、という質問に対しては

「ユヅは美しいアクセルを簡単に跳びます。ですから、彼ならば達成可能だと確信しています。これは僕の未来の目標でもありますが、まずは安定したトリプルアクセルを跳べるようになる必要があると思っています」と話した。

 

ハニュウ曰く、4回転アクセルを跳ぶのはスケートを始めた頃からの夢だという。

「僕は4回転アクセルの練習をしたいです。そして、もし可能であれば、大会で入れたい」とハニュウは語った。

1988年の世界選手権において、はじめて大会で4回転を降りたカート・ブラウニングも何回か練習してみたという。

「もう、大昔の話しではありますけどね」

「シーズン開始が迫っていましたので、怪我を防ぐために練習するのを止めました」とブラウニングは語った。

また、彼は、ハニュウはより「高さ」を稼げればチャンスが生まれると考えているという。

 

科学から導き出された限界

 

20年前のあるフランス人の研究によると、最大の回転速度は2,000°/秒であるという。これは、もし1秒間滞空することができて、その間最大速度で回転し続けることができれば、5回転半できるということになる。

しかし、実際は(1秒どころか)0.7秒以上滞空できる選手はわずかだ。

また、アクセルジャンプは離氷する際に脚を広く振り上げる動作を伴うが、これは空気力学的に好ましく無い。このため、4回転半の前に5回転の方が先に成功者が現れるかもしれないという。

さらに、デラウェア大学の生体力学者のジェームス・リチャードがLiveScience.comに伝えた内容によると、5回転ジャンプも可能ではないと考えているという。

「5回転ジャンプを跳ぶには、鉛筆のような体である必要があります」と語った。

 

何故4回転ジャンプを跳ぶ選手が増えたか

 

スケーター達が4回転の限界に挑もうとするのにはシンプルな理由がある。4回転ジャンプは多くの得点を稼ぐのだ。2010年以降、ジャンプの種類によっては5%から10%基礎点が増加した。

また、4回転ジャンプは完全に回転すれば、仮にその着氷がツーフットや転倒になったとしても完全な基礎点を得ることができる。簡単に言えば、十分に回転した4回転であれば種類を問わず、トリプルアクセルを除く全ての3回転ジャンプの基礎点よりも高い得点を得ることができるのだ。

現在のスコアシステムを前提にすると、完成度重視のスケーター達は、フリースケーティングで着氷に自信のある4回転ジャンプを多く試すことが賢明だと言えるだろう。

 

限界はいつ訪れるのか

 

2002年の五輪で銅メダルを獲得し、フリーで初めて3本の4回転を降りたティモシー・ゲーブルは熟考して

「私が思うに、少なくとも2018年に向けては4本の4回転ジャンプで高原状態(それ以上練習してもパフォーマンスが上がらなくなる状態)になると思います。5本跳ぶのは僅かでしょう」

「また、精神的な要素もそれを制限する要因になると思います。私の経験から言えば、フリースケーティングでトリプルアクセルを1本から2本に増やすのは大きな精神的な負担になりました。これは2本目、3本目の4回転ジャンプを追加するのも同じでした」

これら全ての終焉はいつ訪れるのか、これを知る者はいない。

 

※元記事全文はこちらから

 

 - ◯フィギュアスケート, ネイサン・チェン, 羽生結弦

たつまに
男でフィギュアスケートにハマってしまった学生。羽生結弦選手は、人間としてもスポーツマンとしても、尊敬している人物です。。twitterもしていますので、フォローしていただけると嬉しいです↓↓

Comment

  1. 大庭直子 より:

    ありがとうございます。選手の怪我が心配です。
    羽生選手の演技を観ていたいし、競技だけが人生では無いから
    全てを投げ出してしまいそうで、怖かった。いつも

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