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ロシア選手権のザギトワ選手に見る、女子の3A、4回転時代の到来について。

   

 

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今回は、ずっと書きたいと思っていた記事の投稿です。

女子スケート界のXデー、それは3Aや4回転が勝つために「必要不可欠」になる時代です。これまで、数多くの若手の怪物スケーターが出現する度にその時代の到来を予感しながらも、実際には3Aや4回転を試合で跳んでくる選手はほとんどいないという状況が続いてきましたが、先月のロシア選手権のアリーナ・ザギトワ選手の演技で、もう3年後にはその時代が訪れるだろうという予感が非常に強まってきました。今回はこのように感じた理由等について書いていこうと思います。

 

✔︎限界に届かせたザギトワ選手の演技

 

ロシア選手権は全日本とほぼ丸かぶりでしたのでロシア選手権での出来事は大きな話題にならなかった感がありますが、実際には冒頭でも紹介した今季のJGPの覇者、アリーナ・ザギトワ選手が「物凄い」プログラムを滑り切りました。

「物凄い」プログラム、それは3A無し構成として限界に挑んだプログラムでした。、まず、以下はロシア選手権SPでのザギトワ選手のプロトコルです。

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演技動画はこちら

ステップシークエンスはレベル3になっていますが、ジャンプ構成のみに注目すれば、これは3A無し構成の「限界」です。全てのジャンプを後半に配置し、3Lzか3Fのどちらかを3Loのコンビネーションで飛び、その残りを単独にし、最後のアクセルジャンプを2Aにするというのが基礎点を最大化するための唯一の構成であり、これ以上のジャンプ基礎点は現行のルールでは存在しません。ザギトワ選手は、そんな「限界」のジャンプ構成をミス無く滑り切ったということになります。

 

また、更に驚くべきはフリーの演技です。ザギトワ選手はショートだけでは無く、フリーでも限りなく限界に近いジャンプ構成を成功させました。

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演技動画はこちら

フリーにおける限界のジャンプ構成は、全てのジャンプを後半に跳ぶことを前提として、3Lzが2本、3Fが2本、3Loが一本、3Sが一本、3Tが一本、2Aが2本、2Loが2本になるように配置したものになりますが、上のザギトワ選手のプロトコルを見てみると、仮にザギトワ選手が3F+2T+2Loでなく3F+2Lo+2Loを跳んだとすれば、これもまた「限界」のジャンプ構成になることがわかります。

ザギトワ選手は、JGPの時点で既に全てのジャンプを後半に跳ぶプログラムで滑っていましたが、この時は回転不足などがあり、また、シニアの大会では無いためコレオシークエンスがありませんでした。 が、今回はしっかりとコレオシークエンスのあるプログラムで回転不足無しで成功させています。これは驚くべき結果と言えるでしょう。

 

✔︎平昌後に3A, 4回転時代突入か

 

そんなザギトワ選手、2002年の5月生まれの僅か14歳です。肉体的なピークはまだ数年後になると考えられますので、おそらくザギトワ選手は「その先」に手を伸ばし、3A(あるいは4回転)を「大会のプログラム」に組み込んでくる可能性があります。

一度ザギトワ選手がその一手を打てば、他のトップ選手、特にロシア国内の選手たちはそれを黙って見過ごすことはしないでしょう。これまで密かに高難度ジャンプの練習をしてきた選手はそれを実戦に投入し、そして、これまで高難度ジャンプの練習を想定していなかった選手は、そういったジャンプの練習を本格的に取り組むことになっていくのでは無いかと思います。

また、仮にザギトワ選手が高難度ジャンプに着手しなかったとしても、ザギトワ選手の構成に勝つためにそういったジャンプを組み込んで攻勢をかける選手が増えることをも考えられます。

流石に平昌五輪の時にそれが起こるとは思えませんが、このまま行けば3年後あたりには、6~8人くらいは3A, 4回転を試合で跳んでくる選手が出現するような気配がします。これはあくまで僕の予感ですので外れる可能性も大いにありますが、少なくとも女子フィギュアスケート界も一つの転換点を迎えているというのは間違いなさそうです。

 - ◯フィギュアスケート, アリーナ・ザギトワ

        
たつまに
男でフィギュアスケートにハマってしまった学生。羽生結弦選手は、人間としてもスポーツマンとしても、尊敬している人物です。。twitterもしていますので、フォローしていただけると嬉しいです↓↓

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