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【海外記事】 『ポゴリラヤはドラマの強化に演技力を駆使する』 :ユーロ銀メダリストが強調する「音楽への理解」の重要性

   

 

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今季好調な選手といえばいくつかの選手が思い浮かびますが、その中でもロシアのアンナ・ポゴリラヤ選手はそれが顕著な選手の一人であり、今季出場した全ての大会において好成績を残しています。

今回はそんな彼女に関連する海外記事のご紹介です。インタビュー形式で様々な質問に答えており、今季注力した演技力の強化のこと、プログラム制作の裏側など非常に興味深い内容になっていますので、興味を持たれた方は是非続きを御覧ください。

 

✓『ポゴリラヤはドラマの強化に演技力を駆使する』

 

※元記事全文はこちらから

 

Q: 今大会(欧州選手権)、あなたは特にショートプログラムで自分自身を表現していました。グランプリファイナルの後にはどんな取り組みをしたのですか?

Pogorilaya: 努力無くして成果はありません。私達は常にプログラムを美しく、はっきりとしたものにしようと努力しており、技術圏と感情面両方について取り組みました。また、精神的な面で自己に打ち勝つための研究もしましたね。

私としてはこの大会よりもロシア選手権の時のほうが神経を使ったのですが、あの経験がさらに私を前に進めてくれたのかもしれません。

 

Q: あなたのショートプログラムについてもっともう少し教えてください。

Pogorilaya: 私のショートプログラムは説明要らずです。映画『Scent of a Woman』のタンゴの曲を使用しています。長い間この曲が好きで、コーチと一緒になってタンゴを滑ることについてディスカッションしたところ、これは良いアイディアだということで決定しました。その後、ミーシャ(・ジー)と同じことについて話し合い、これは素晴らしいということで承認されました。

タンゴは情熱に溢れています。これは一人の男性と一人の女性によるダンスなのですが、私はそれを一人で踊ります。これが良いか悪いかはわかりませんが、私はパートナーがいるのを想像して滑っているんです。プログラムの中には、それを表現する振り付けも盛り込んでいます。

このプログラムを練習する度に、私は振り付け師と演技を改善しようと努めます。あちらこちらに小さな修正を加えましたし、その過程で捨てた要素もあります。

 

 

Q: ニコライ・モロゾフがあなたのフリープログラムを考案しました。彼はあなたの構想から作り始めたのですか?それとも彼が音楽を見つけたところから始まったのですか?

Pogorilaya: 彼がこの曲を見つけました。それを受けて私がアイディアを考え、そしてストーリーを練っていきました。実は、当初プログラムの中で私は異世界から迷い込んで来た少女を演じるはずだったのですが、私には彼のアイディアが理解できなかったので自分が考えたものに置き換えたんです(笑)

 

 

Q: このプログラムには多くの緊張の場面と劇的なシーンがあります。「演じること」についてはどのように関わりましたか?

Pogorilaya: 幸いなことに、私の人生にはまだそれほど「ドラマ」がありません! しかし、私はそれらのストーリーを解釈し表現することができると思います。とてもしっくりと来ています。

最も重要な事はストーリーがあることです。数年前(2013-2014シーズン)、私は『Pirates of the Caribbean』の曲を滑りました。あの時はまだとても若く、正直なところシーズンが終わるまで内容を理解していませんでした! その関係で、氷の上でそれを表現するのがとても難しかったんです。私はプログラムをただ滑ることはできましたが、今何を演じていて、何故そのように演じるのかについてはわかっていませんでした。

自分が滑っているものを解釈し、それを感じるためにはプログラムの内容を理解することは大切です。説明するのは難しいですが、自分が理解できる曲を選ぶことはとても重要なんです。私はより良くプログラムを表現するために、役者に学んでいます。私にとって、そして観客の人々にとって理解できるものにするためには、ストーリーを感じる事は必要不可欠なのです。

 

Q: 役者と練習を?

Pogorilaya: はい。一人演技指導のコーチがいます。拠点でグループレッスンがあり、私はそれとは別に個人的なレッスンがあります。氷上でより演技ができるようにするため、ここ2年間教わっています。

 

Q: 女子スケート界は今後より表現や解釈の方向へ進んでいくと思いますか?

Pogorilaya: フィギュアスケートの世界ではジャンプの方に注目が集まっており、たくさんの小さな女の子達が3回転-3回転-3回転といったコンビネーションを跳んでいますが、私達はクリーンに演じることに注目しています。クリーンに滑れば良い演技構成点が得られます。子供のスケーティングではなく、成熟した女性のスケーティングを見せようと努力しています。私は小さな時から大人な滑りが好きでした。

 

Q: あなたはシーズンの中での上下が激しい選手として知られていますが、これはどこから来たのでしょうか?

Pogorilaya: これはおそらく私の性格でしょう。スケートを始めた子供の時も同じでしたね。

 

Q: ショートプログラムの後に受け取った、あの巨大なテディ・ベアはどうしましたか?

Pogorilaya: 当面の間コーチに預けておくことにしました。彼女がどうやってあれをロシアに送るのかはわかりませんが、なんとかしてくれるでしょう。彼女には二人の子供、10歳の男の子と11歳の女の子がいますので二人がそれをせがむのも無理はありません。

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ポゴリラヤ選手は昨季のNHK杯で非常にショッキングな悲劇がありましたが、その後のシーズンの残りでははそれが無かったかのように好調を維持し、それは今シーズンにも続いています。 ロシア選手権こそギリギリ表彰台に上がることができませんでしたが、シーズン通しての平均で見れば今季はキャリア最高の結果を残していると言って良いと思います。

さて、ご存知の通りロシアの女子スケート界は1~2年という極めて短い期間に入れ替わり立ち替わりがあり、世界で最も代表争いが厳しい国として知られていますが、実は彼女は今の代表の中では唯一3シーズン連続で世界選手権に出場しています。今季も派遣される可能性はかなり高いと思いますので4シーズン連続出場になるでしょう。

「波が激しい」というのは事実だと思いますが、しかし大事なロシア選手権や欧州選手権ではきっちり決めて来る、その集中力がポゴリラヤ選手の大きな武器です。「ダークホース」的な感じで捉えられることがありますが、決してそんなことはなく、非常に堅実な選手です。

今季はその集中力に加え、演技力も増して来たように思います。特にSPのタンゴではもはや18歳とは到底思えないような大人な艶やかさが表現されています。これから平昌五輪に向けてどうなるか、非常に楽しみな選手の一人です!

 

(ロシア代表はおそらくユニバーシアードが終わった辺りに発表されるのではないかと思います。個人的にはメドベージェワ選手、ポゴリラヤ選手の派遣は堅く、3人目が誰になるのかという状況かなとみています)

 

 - ◯フィギュアスケート, アンナ・ポゴリラヤ

たつまに
男でフィギュアスケートにハマってしまった学生。羽生結弦選手は、人間としてもスポーツマンとしても、尊敬している人物です。。twitterもしていますので、フォローしていただけると嬉しいです↓↓

Comment

  1. ニワカ4610 より:

    この記事のころには、世選であんな結果になるとは思いもよりませんでしたな。
    実際、世選と僅差で逃したロ選以外は、昨シーズンはみんな台乗りしてましたしねえ。
    世選は15-16シーズンはメダル取ってますし、4回めで経験値もあるはずなのに…
    やっぱり世選ってのは、特別なプレッシャーか何かあるんですかね?

    一方で、仲のよいチームメイトのショッキングなシーンを目の当たりにしてもなお、乱れず最高点をきっちり叩き出してくる、メドベージェワの強さが際立ちました。
    ミーシンの言っていた、「彼女のジャンプや回転ではなく、持っている自信に驚き感動する」という言葉を心底実感しましたね。

    国別対抗は休養させられちゃいましたけど、今季はまた立ち直っていい演技を見せてくれることを期待してます。
    ただ、ザギトワ、ソツコワの成長や、ラジオノワの巻き返しなんかも予想されますので、五輪シーズンの今年は、より厳しさやプレッシャーも高くなるので、それに打ち勝てるかがカギでしょうね。ホント、ロシア代表争いは恐ろしいですね。

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