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【海外記事】『コストナー:”私が探しているのは自分自身を驚かせることです。”』

   

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今回は、今季現役復帰を果たし欧州選手権で銅メダルを獲得したカロリーナ・コストナー(29)選手に関する海外記事のご紹介です。

現役復帰するにあたってタッグを組むことになったミーシンコーチとの練習の様子、プログラム制作の裏側、現在の心境など多くの興味深い話題がインタビューの中に収められています。

 

✔︎『コストナー:”私が探しているのは自分自身を驚かせることです”』

 

※元記事全文はこちらから

 

Q: オストラバにお帰りなさい。ここはあなたが14年前に初めてISUの大会でメダルを獲得した場所ですよね?

Kostner: ええ、そうですよ。オストラバでの世界ジュニア選手権(2002-2003)のことは良く覚えています。あの時はジュニアとシニアの両方で滑っていましたね。ミキ・アンドウ(同大会銀メダル)と同じグループでジャンプやコンビネーションを切磋琢磨していました。

あの経験は、私がどこへ向かいたいと思っているのか、何をしたいのかという事を教えてくれました。この長く美しい旅路を今でも歩き続けることができて、本当に嬉しく、そして誇らしく感じます。

私はメダルや結果についてはもう興味がありません。しかしながら、私は私が学んでこなかったことについて深い興味があります。だからこそ、ミスター・ミーシンに一緒に練習をできないかと尋ねたのです。彼なら、私が過去27年間に学んでこなかったことを学ぶことができる気がします!

 

Q: あなたはまだ何かを学ぶ必要があると感じますか?

Kostner: 私はミーシンから、特にジャンプとテクニックについて多くを学びました。厳密に言えば、まだまだたくさん学ぶ事があります。私は技術的な面で集中的に取り組むために戻ってきましたが、それをするには今が適切です。(技術的な面で取り組むことは)今はできますが、5年後や10年後にはもう追いつかないでしょう。10年後に急に現役が恋しくなり「ああ、私は機会を逃してしまった」とはなりたくありません。人生、何かをやった後の後悔よりもやらない後悔の方が大きいものです。

 

Q: あなたのショートプログラムには大きな変化がありました。くだけたボディライン、シャープな動きなど今まで見たことなかったようなものがあります。何故このようになったのですか?

Kostner: 私のショートの曲(Kitaroの『God of Thunder』とJohn Bonhanの『Bonzo’s Montreux』)のリズムには一貫性がなく、シンコペーション(ドラムなどで拍の強弱の位置をずらし、リズムに変化を与える技法)のみです。John Bonhamの曲は一度ショーで演じたことがあるのですが、その時とても多くの感情が沸き起こって来たんです。他にも候補がありましたが、私は最もリスクの大きい曲を選択することにしました。動きの中の現代性を見出す必要があり、これは私がそれまでやっていた動きとは異なるものでしたので最初は難しかったですね。

 

 

Q: フリープログラムはヴィヴァルディの賛美歌を使用されていますが、とても素晴らしいです。何故この曲を?

Kostner: ロングプログラムはショートよりも難しいです。ショートプログラムは「声明」であり、直接的なものですが、ロングプログラムでは演技が終わるまで瞑想的な雰囲気を維持する必要があります。また、音楽はそれと同時に少しずつ変化していきます。

私の感情を呼び起こしてくれるようなミュージカル曲、それもショートプログラムとは全く違うもので、自分のイタリアのルーツに関係があるもの。これが私の探していたものだったのですが、ヴィヴァルディはイタリアの作曲家なのでそれに当てはまりました。彼の音楽はとても昔に作られたものであるにも関わらず、信じられないほどモダンなんです。

ヴィヴァルディはこの曲を孤児院のために作ったのですが、そのストーリー自体も非常に素晴らしいです。歌詞のある曲を使ったのは現役生活の中で初めてでしたが、悩むことはありませんでした。

 

 

 

Q: ミスター・ミーシンとの練習はどうですか?

Kostner: アレクセイ(・ミーシン)との練習は容易ではありませんが、私の情熱を呼再び呼び起こしてくれます。彼はダイレクトな性格で、思っていることをそのまま伝えます。それはもちろん、あなたにとって好ましいものであったとしても、そうでなかったとしてもでもです。ですので、(彼の生徒であれば)そういったことを受け入れる準備をし、彼の指導のもとで取り組まなければばりません。今、私はそのプロジェクトに没頭しています。ミスをする事はありふれたことですけどね。

私が言ったように、彼から多くのことを学びました。時々、ストレスを感じている時や疲れている時に昔の習慣がまた戻ってくることがありますが、大会を経るごとにどんどんとミスが少なくなってきています。これが私の目標であり、今やっていることがとても好きです。

私が探しているのは、自分自身を驚かせることです。「驚き」はそれを全く予期していない時にやってきます。心をオープンにし、毎日小さなことを学んで行こうという意思を保ち続ければ、しばらくしてから自分がとても遠くまで進んでいることに気が付くものです。時々入賞したり、感情に走ってしまったり、それまでの人生を大切に思える経験を積むことができたりするのです。

 

*********

コストナー選手が試合への復帰を果たしたのは昨年のゴールデンスピンでした。それまではドーピングの検査回避に協力してしまったことにより、2016年の1月まで出場停止処分を受けていましたので、果たして試合で滑れる状態なんだろうかと思っていましたが、同大会での演技はとても刺激的なもので見事復帰戦を優勝で飾りました。

その時最も驚いたのが、コストナー選手がロックミュージシャンの曲を使っていたことです。特にジョン・ボーナムの『Bonzo’s Montreux』はロックの伝説的なパフォーマンスの一つであり、それまでのコストナー選手の感じからは全く想像も付かないような選曲です。

インタビューの中でも「最もリスクの大きい曲」と説明されていますが、29歳という年齢で(それも、数日後には30歳を迎えます)過去の習慣から脱皮し新しい挑戦を拒まないその姿勢には素直に感動しました。その結果生まれたプログラムも、一つ一つのドラムの音を見事に表現していて素晴らしかったです。現在、あのような抽象的なプログラムをあえて競技会で滑る選手はほとんどいませんので、大変貴重な試みでもあると思います。

さて、今回の欧州選手権の結果は銅メダルということで女子スケート界の戦いもさらに重層的になって来た感じがします。復帰したてですので、やはりまだコンビネーションジャンプやフリップが不安定ですが、今後もっとブラッシュアップしていけば世界選手権でも表彰台を狙える位置にいけるかもしれません。今後女子はどうなっていくのか、ますます個人的な関心が強まってきました…..(゚A゚;)ゴクリ

 - ◯フィギュアスケート, カロリーナ・コストナー

        
たつまに
男でフィギュアスケートにハマってしまった学生。羽生結弦選手は、人間としてもスポーツマンとしても、尊敬している人物です。。twitterもしていますので、フォローしていただけると嬉しいです↓↓

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