今日も、明日もフィギュア脳

国内・海外問わず、フィギュアスケートに関する情報(特に男女シングル)や、海外の反応記事を書いています!

【ISU特別インタビュー】韓国のチャ・ジュンファン選手がオーサー氏に師事した理由、カナダのクリケットクラブでの生活の様子などを語る。

   

 

SnapCrab_NoName_2017-3-18_3-9-49_No-00

 

今季世界ジュニア選手権で最終順位5位も240点台を突破し、見事パーソナルベストを更新した韓国のチャ・ジュンファン選手。2001年生まれの選手としては現時点で最高の選手の一人であり次世代の男子スケート界を盛り上げて行く人物として注目されつつある人物でありますが、先日、ISUがそんな同選手の特別インタビューを公式HPに掲載しました。

前回の日本代表の回もそうであったように、今回も非常に充実した内容のインタビュー文が掲載されていますので、興味を持たれた方は是非続きを御覧ください。

 

✓ISU公式特別インタビュー:チャ・ジュンファン選手

 

※インタビュー文全文はこちらから御覧いただけます。

 

Q: あなたがフィギュアスケートを始めたいきさつを教えてください。

JunHwan: 僕がフィギュアスケートを始めたのは、近所に公共のスケートリンクがあったからです。学校の友達とそこへ行く機会があったのですが、実際にやってみて好きになりました。 僕は、滑っている時に感じる風が好きなんです。 これがいきさつですね。

 

Q: どの段階で、スケートを真剣にやりたいと思うようになりましたか?

JunHwan: 正確には覚えていないですね。初めてスケートを滑った時に本当に好きになってしまったので、クラスの友達とであったり自主的にも毎日通っていました。思うに、何人かのコーチがそういう僕の姿を見て、「真剣にスケートを始めてみないか」と話を持ちかけてきたんだと思います。

 

Q: 今現在、あなたにとっての「スケート」とは?

JunHwan: 一種の仕事のようなもので、今自分がしていることです。僕の仕事であり、人生の一部でもあるので、真剣に、そして一生懸命取り組んでいます。

 

Q: あなたは何故、カナダでブライアン・オーサーコーチに支持したいと思ったのですか? それは、ヨナ・キムがかつて練習していて、今はユヅル・ハニュウが所属しているからですか?

JunHwan: ブライアンに本気で教わりたいと思うようになった頃は、ヨナ・キムやユヅルの事については考えていませんでした。 僕はただ、自分に力を与えてくれて一緒にやっていけるような素晴らしいコーチを探そうとしていて、ブライアンならと思ったんです。 これが、ブライアンの元に行き、一緒に練習するチャンスを得たいと思った理由です。 彼が自分にとって正しいコーチになるだろうと思ったのは直感だったのですが、僕の両親や(契約する)エージェントも同意見だったんです。

 

Q: カナダでの生活にはどのようにして慣れていきましたか? カナダは言語や文化が異なります。

JunHwan: 2015年にトロントに移籍する前、僕はコーチを探すために既に2度アメリカへ渡っていました。 ラファエル(・アルトゥニアン)が教えている、カリフォルニアのEast-West Ice Palanceへ行ったのですが、結局その翌年にはブライアンの元へ行きました。

勿論、文化は違いましたが、アメリカにいたときは英語を使っていましたので、それが(カナダでの生活の)助けになりました。 僕が一番最初にトロントに着いた時は「自分はなにをすればいいんだ?」という具合でしたが、今ではたくさん滑っていてとてもいい感じです。 家がとても恋しいですが、僕はトロントに練習をしに来ているわけです。

韓国に帰れるのはシーズンが終わった時だけです。 韓国料理が恋しいような、そんな気がします。 でも、僕はどんな料理も好きで好き嫌いはなく、母が料理を作ってくれます。

 

Q: 家族の方々は韓国にいる?

JunHwan: はい、僕の母だけはトロントで一緒にいますが。 僕には19歳の兄がいて、彼は勉学をしています。

 

Q: 学校での様子についておきかせください。

JunHwan: トロントで勉強していますが、学校でではないですね。 僕は家で本を用いて勉強していますが、韓国に帰った時には学校に行く必要があり、たくさんの試験を受けることになります。 ただ、そんなに悪いものでもないとは思いますね。

 

Q: 韓国におけるフィギュアスケートは、五輪王者であるヨナ・キムとの間に明らかに繋がりがあります。勿論、その他にも何人か優れた選手がいますが、男子のトップ選手はそう多くはありません。韓国出身スケーターとして、次代のトップスケーターになる可能性についてどのように感じますか?

JunHwan: そのことについては本当に考えていませんが、僕は自分が一生懸命練習できていて、怪我もなく、健康でいて、精神的強さも問題なければ、そのようなトップスケーターになれると思います。

 

Q: あなたがジュニアで成功してから、いくらかメディアから注目されるようになりましたか?

JunHwan: メディアは徐々に僕に興味を持つようになっています。 僕がJGPの二つの大会で優勝してから彼らが注目するようになりましたね。

 

Q: あなたはユヅル・ハニュウやハビエル・フェルナンデスと同じリンクで練習をしています。 彼らと練習するのはどうですか?

JunHwan: 僕達は練習を共にしていますが、シーズン中は多忙です。 みんな一人一人が自分のことに集中しています。 リンクには8~12人の選手が滑っているのですが、時折ペアスケーターのディラン(・モスコビッチ)やリュボーフィ(・イリュシェチキナ)が滑っていることがあるので、その時はじっくりと観察する必要があります。また、ユヅやハビがジャンプの練習をしている時も、じっくりと観察しなければなりません。 みんなで滑っている時は、お互いの練習を妨げないよう注意しなければなりません。

僕が自分のエレメンツを練習している時は何回も転ぶことがあるのですが、ユヅやハビが跳んでいる時はそれを見て、ジャンプの感覚を掴むようにしています。

 

Q: あなたは4回転サルコウが跳べるようになりました。

JunHwan: あれは今シーズン習得しました。 僕が思うに、サルコウは一番徳井なジャンプだと思います。 実は他の四回転も試してみたことがあるのですが、今はシーズン中ですし怪我をしないことが大切です。

 

Q: トレーニングの内容で何か変更はありましたか?

JunHwan: いくつか微妙な変更がありますが、それは試合に表れてくることでしょう。 僕の滑りを楽しんで頂けたらと思います。

 

Q: 世界ジュニア選手権の目標は?また、どのようにしてそれを達成しますか?

JunHwan: 僕はクリーンな演技を披露できるように試合に抜けて本当に一生懸命準備していますし、今でもそれについて取り組んでいます。 準備通りに演技をすることができ、その結果として表彰台に上がれることを信じています。

 

Q: あなたはジュニア選手権にJGPF銅メダリストとして出場します。 自分の中での期待と、他人からの期待についてどのように対処しているのかを教えてください。

JunHwan: 自分にかかる期待というものは、時として自分のモチベーションを上げてくれますので良いものとして捉えています。 しかしながら、最も大切なのは(他人からの期待よりも)自分の中での期待です。 主要な大会で良い結果が出ればよりハードルが上がるので、僕はポジティブなエネルギーを持続できるように集中します。 ブライアン・オーサーを含め僕をサポートしてくれている人々は同じアプローチをとってくれています。

 

Q: スケートをしていない時は何をしていますか?

JunHwan: スケートや勉強をしていない時は、こんな感じで(リラックスしたポーズをして)横になったりしてただ単に何もしないのが好きなんですよね。 僕は本当に趣味というものが無いので。 クリケットクラブでは、ローマン・サドフスキー、ハビ、ユヅなどの友達がいますが、時間を共に凄くのはリンクの中だけなんですよね。

 

Q: ご協力ありがとうございました。世界ジュニア選手権ではベストを尽くせますように!

 

***********

冒頭でも触れましたように、ジュンファン選手は世界ジュニアの順位としては5位だったわけですが、今回は(ご存知の方はご存知の通り)技術点のレベルが異常に高く、実は前回大会の優勝スケーターのスコア(236.65)を超えており、またSPと総合でパーソナルベスト更新という結果になりましたので、本人的にはきっと悔しいだろうとは思いますが、15歳というジュニアの中でも非常に若い年齢を考慮すれば本当に十分過ぎる結果だと思います。

さて、今回のインタビューを通じてひしひしと感じられるのが、ジュンファン選手は非常に冷静というか、大人びているという事です笑 まずフィギュアスケートを自らの「仕事(job)」と表現していること、そしてスケートと勉強をしている時以外はぼうっとするのが好きという趣向に関してはもはや15歳とは思えないですね。ひょっとすれば、「おっさんくさい」とも言えるのかもしれませんが、この落ち着いた感じはプログラムの表現の中で生きていて(特にフリー)とても良いなと感じます。

 

大会結果はこちら

また、技術的な面でも成長が本当に著しいです。つい2年前くらいまでは3Aが入るか入らないかという感じでしたが、今では3Aは当たり前、フリーでは2本目の4回転サルコウを投入しています。今回は2本目のサルコウは転倒になりましたが、その他のエレメンツに関しては大きなミスはありませんでしたので、この時点で既にクアド2本構成を実効できるキャパシティを持っていることに脱帽です。 本人はとても静かで、初見ではまさかこれほどの実力を持つ選手だと想像できませんが、実際にはもの凄い力を持っていますのでとてもクールだなと思いますね。

このまま順調に行けば、ジュンファン選手は高い確率で平昌五輪に出場することになると思います。母国開催ですので、ここで最高の演技を披露して韓国国内、そして世界にその名をアピールしてほしいですね。

 

 - ◯フィギュアスケート, チャ・ジュンファン

        
たつまに
男でフィギュアスケートにハマってしまった学生。羽生結弦選手は、人間としてもスポーツマンとしても、尊敬している人物です。。twitterもしていますので、フォローしていただけると嬉しいです↓↓

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

■関連する記事はこちらです。