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羽生選手、前半4Sで抜けるも二つの「史上初」で怒濤のリカバリー! 激動の国別対抗戦で来季へ繋げる。

      2017/05/07

 

 

1日目の国別対抗戦男子SPで悔しい結果に終わった羽生選手。「明日は頑張る!」そう宣言して挑んだ二日目のフリーでは、前半の4Sで抜けが発生するなどいくつかのハプニングがありましたが、後半に見せた二つの「史上初」を含む強烈リカバリーで、見事フリー1位で今季を締めくくりました。

今回はそんな羽生選手の濃密なフリーを振り返って行きたいと思います。

 

✔︎後半に見せた、二つの「史上初」

 

 

「フリーはとにかく、何事も起きなければそれで大丈夫・・・・」

昨日のSPの結果を受け、今回のFSはかなりの弱腰で観戦していました。

 

第1Gの最終滑走者である羽生選手の演技がスタートし、冒頭の4Loが完璧に成功したのを目にしても緊張は増すばかり。

次の4Sが2抜けた時は、「どうか、後半は総崩れにはなりませんように・・・」と祈るように見守っていましたが・・・・・・・羽生選手はなんと、後半に2つの「史上初」を達成し、それまでのネガティブな考えを一掃するような強烈なリカバリーを見せてくれました。

 

1つ目の「史上初」:4T-1Lo-3S

後半に入った羽生選手は見事に4S-3T, 4Tを成功させました。

やっとこの辺りでほっと一息をついた僕。3A-2Tもいつも通り美しく決まり、次は3Aの3連だ!!とだんだんと興奮してきたわけですが、羽生選手はここで、まさかまさかの4T-1Lo-3Sを成功させました。

「え!?ここで4Tコンボ!?」

「しかも、ハーフループつけてたよね!!?」

突然の変化球にびっくりしましたが、演技後のスローでようやくあのジャンプが4T-1Lo-3Sだったことを確信しました。

これまで、4T-2T-2Loや4T-3T-2Loなどを試合で決めた選手は数名いましたが(プルシェンコさんとかがそれです)、今回の羽生選手のように、ハーフループを挟んだ4T-1Lo-3Sを試合で決めた事例は初です。

実際に試合で提出された予定プログラム構成にはもちろん4T-1Lo-3Sは入っていませんでしたので、これは羽生選手のとっさの判断でしょう。

(ちなみに、↓が予定構成。いつもと同じです)

ネットニュースで、練習の時にこのジャンプを跳んでいたことが報じられていましたが、もしかしたらこういった事態を想定していたのかもしれません。

4Sにもう一度挑戦するという選択肢もありましたが、おそらく「抜ける!」と思って回避したのではないかなと思いますね。

また、あの場面で4Tを選択するにせよ、無理に3連を跳ばずに4T+2Tでもよかったわけです。こちらの方が明らかに難易度は下がるわけですが、そこで少しでも得点を稼ぐためにハーフループをつけて3Sを跳んだというところには、本当にしびれました!!

 

2つ目の史上初:後半で3本の4回転を成功

最後の3Aは1Aになってしまいましたが、それはご愛嬌。演技が終わり、怒涛のリカバリーでかなり興奮していた僕ですが、twitterのフォロワーさんのつぶやきである事に気がつきました。

 

「あれ?クアド後半で3本成功させてる!!!!!」

 

四大陸の時も同様なリカバリーがありましたが、あの時は後半は2本でした。今回の羽生選手のように、演技後半で3本の4回転ジャンプを成功させたのは初です。

世界選手権ではネイサン選手が6本の4回転ジャンプに挑戦していましたので、もうすでに達成されているのではないかと思われた方もいると思うのですが、実際には前半4本、後半2本という構成ですので、実は後半に3本の構成を実践投入した選手はいません。

あらかじめ予定していた構成でないにも関わらず土壇場で3本決めたことでさらにもう一歩前進したのではないかという感じがしますね。

 

✓波乱はあったが、総じて悪くない試合だったのでは

 

もしフリーもショートの感じで終わっていれば後味が悪かったのかもしれませんが、最終的にはフリーで強烈な演技を見せてくれましたし、羽生選手自身も「ある程度、満足している」とのことですので、決して悪い大会ではなかったのではないでしょうか。

これからまた長い長いオフシーズンが始まりますが、まずはしっかりと休息をとって、来季のプログラム作りなどを進めていただければと思いますね。

 

✓来季の個人的な予想

 

今回の試合の教訓は、やはりサルコウやループといったエッジ系4回転は抜けが怖いぞということです。

四大陸の時も今回も、羽生選手はサルコウの抜けを4Tでカバーしていましたので、やはり安定度という点でいえば4Tのようなトウ系ジャンプはとても心強い存在だと思います。

とはいえ、そもそも羽生選手が今季のプログラムで4Tの量を減らしたのはトウを突く左足の怪我が原因でした。なので、まだ怪我が思うように癒えてなければ、僕はこのままでいくのがベストな策だと思います。しかし一方で、もし上手く回復しているのであれば、来季はトウ系のジャンプを増やしてくる可能性があると思います。

例えば、4回転は4本のままでサルコウは1本にしてトウを2本にするとか。はたまた、新種のトウ系4回転を装備してきて現在の構成に4回転を一本追加する形にするとか。実際どうなるかは羽生選手の怪我の状態や戦略次第だと思いますが、そういうのも含めて来季が楽しみです^^

 

 - ◯フィギュアスケート, 羽生結弦

たつまに
男でフィギュアスケートにハマってしまった学生。羽生結弦選手は、人間としてもスポーツマンとしても、尊敬している人物です。。twitterもしていますので、フォローしていただけると嬉しいです↓↓

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